株式会社DIRIGIOが5月21日、テイクアウトの事前注文・決済サービス”Picks (ピックス)”をリリースしました。PICKSはスマホから飲食店のメニューを事前に注文・決済することで、待ち時間なく料理を受け取ることができるサービスです。

https://picks.fun/

iOS版アプリ
https://itunes.apple.com/us/app/picks-%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9/id1348648665?l=ja&ls=1&mt=8

Android版は5/25時点でComing Soonとなっています。

ユーザーはメニューの選定から注文、決済までをスマホアプリから行い、あとは店舗に向かうだけという流れです。支払いがなく待ち時間も少ないというメリットがあります。

一方で飲食店の観点から考えると、販売方法の選択肢を増やすことに加え、実店舗への確実な誘導という強みを得られる点でメリットも大きいシステムと言えそうです。スマホひとつでテイクアウトに対応できることも忘れてはならないポイントです。サービスのマネタイズという観点では、アプリからの注文時に発生する手数料を収益とする仕組みで運用されるとのことです。

ケータリングや事前決裁といった領域では日本でもUber Eatsが先行しています。店舗側にとっては比較的手軽に対応できるようになると思われますが、それでも高いITリテラシーが求められることが容易に想像されます。いちユーザーとしては非常にありがたく便利なサービスではあると考えますが、店舗側の対応コストが客数の増加に対してペイするのかどうかといったところが大きな課題となることでしょう。

この領域には大きな伸びしろがあると考えられていますが、アプリ含めて単体でのマネタイズをどう成立させるかが言わずもがな大きなポイントになります。Uber Eatsは販売員の移動データや次世代のインフラ・物流といった分野への応用が想像できますが、PICKSは果たしてどのようなデータを集め事業を成長させてくのか、注意深く見守っていきたいと思います。

関連ニュース