最近はほとんどの人がスマホを使用し、かつ何らかのゲームをプレイしていると言っても過言ではありません。

スマホ向けゲームはコンシューマ機に劣る性能からどうしてもカジュアルなゲームが中心となり、「ポチポチゲー」などと揶揄される時代もありました。しかし近年PC並のハイスペックに進化したスマホは圧倒的なグラフィックや遅延を感じさせないオンライン対戦、リッチなサウンド表現など、より高級感のあるゲームが増えてきています。

どんな機種でも遊べることを重視したゲームから、特定のハイエンド機種に動作環境を限定したゲームの本数が増えてきていると感じます。読者の方の中にもリネージュや荒野行動、ウィニングイレブンといったタイトルで遊ばれたことのある方は多いでしょう。

そんな背景もあってか、近年注目されている新ジャンルとして、「ゲーミングスマートフォン」があります。

スマホとは思えない(?)性能や外観、排熱機構など各社がアイデアをぶつけ合っています。携帯性を犠牲にしつつも、高い性能とクールな見た目を武器に高価格路線をひた走るゲーミングPCと重なるものが多いですね。

明確にゲーミングスマートフォンを謳っている端末としては、Razer PhoneBlack SharkRed Magic などがあります。一部では120Hz駆動を謳っており、スマホにそこまで必要なのかと思うほどです。

そんな中、COMPUTEX 2018にてASUSからROG Phoneが発表されました。

https://japanese.engadget.com/2018/06/04/asus-rog-phone-switch-ds/

Snapdragon 845搭載 + クロックアップによりスピードは2.96GHzに達するとのことです (通常は2.8GHz)。加えて本格的なゲームをするために必要なTwinView Dockなどの周辺機器も充実しています。

新機能「AIRTRIGGERS」は横持ちした際に人差し指が当たる位置2か所に超音波センサーを搭載し、いわゆるLRボタンのような操作を可能にするとしています。

スマホゲームはどうしてもタッチパネルによる操作性が課題になりますが、解決の糸口となるのでしょうか。スペックやカメラ競争の側面が強くなってきたスマホ業界において活路を見出せるのか、注目して見守っていきましょう。

「日本の携帯はカメラの性能ばかり競っている、iPhoneのような新しい体験を提供しないと」と言われていた時代もありましたが、一周回って世界中のスマホがカメラの性能を競っているのを見ると、時代は繰り返すのだなと感じますね。